5月31日(金)、青空の下、プレイグランドにて、羊の毛刈りを行いました。
この時期に毛を刈ることで、ひつじは暑い夏を涼しく快適に過ごせるそうです。
もこもこのひつじを目の前に、目がキラキラの子ども達☆
小屋から出てきたひつじは首輪をつけていて、
いつもと違う雰囲気に少しそわそわしたように見えました。
子ども達はというと…「あ、見て!今走ったよ!」「うんちしちゃったね!!」と
ひつじの動きひとつひとつに目を向けたり、鳴き声をまねっこしてみたり…
これから始まる毛刈りへの期待感が高まっている様子!!
そんな子ども達に、牧場から来てくださったこじまさんは、
ひつじの毛について、いろいろなことを教えてくださいました。
ひつじはずっと大昔から家畜として飼われ、そのお肉を食べてきたということ、
1頭のひつじからは、だいたい3~3.5㎏の毛がとれ、それをきれいに洗って毛糸を作るということ、
ひつじの毛からはラノリンという油がとれて、それらが口紅や化粧品などに使われていることなど、
子ども達は真剣にお話を聞いていました。
また、タドラーの先生が、実際に毛糸を使ってできた帽子やセーターを着て見せると、
「ぼくも持ってる~!」「マフラーもだよね!!」と、
友達とお互いに気づいたことを伝え合う姿が見られました。
そして、いざ、毛刈りのスタートです!!
足をつかまれ、ぐるんとひっくり返ったひつじは、ちょっぴりドキドキの表情。
バリカンの音が鳴り響くと、子ども達の視線が一斉にひつじに注がれます!
おなか、くび、せなか…毛皮のコートを脱ぐかのようにみるみる刈られていきます。
この体勢だとひつじは体に力が入らないそうで、最後までおとなしく、とってもおりこうでした。
途中おなかの部分は、キンダー・K4さんの数人の子ども達が、
先生と一緒に毛刈りにチャレンジしてくれました!!
刈り終わった毛を広げてみると…もこもこの毛布のようでした。
毛刈り前と後を比べてみるとこんな感じ。
もこもこの毛を脱いだひつじはとってもすっきり、涼しそうに見えました。
クラスごと、ひつじの毛を実際にさわる場面では、
「なんかベタベタする!」「ちょっぴりくさいよ!」「あったかいよ!わたあめみたい♪」など、
においをかいだり、感触を楽しむ姿が見られました。
最後にひつじをなでなで…近くで見るひつじにちょっぴりドキドキしながらも、
優しくなでてくれた子ども達。「あごのところをなでられるのがすきなんだよ」と
お世話のお兄さんが教えてくれると笑顔でなで、喜ぶ姿が見られました。
今後も、園内にいる動物・植物などにたくさん関わる中で、親しみの気持ちを育んだり
さらなる興味・関心につなげていけたらと思います。